神奈川県海老名市の整形外科・脳神経外科/内科
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物忘れ相談のご案内|海老名市の整形外科、脳神経外科、内科 やまなかクリニック

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「人の名前が出てこない」
「約束をよく忘れるようになった」
「同じ質問を繰り返してしまう」

──そんな時は、年齢による自然な物忘れなのか、治療が必要な病的な物忘れなのか を確認することが大切です。

海老名市を中心に、座間・厚木・綾瀬・大和・寒川・相模原南部など、
周辺エリアからも多くの方が受診されています。

早めの評価によって病気の進行を遅らせたり、生活の質(QOL)を守ることができるケースが多くあります。


🔍 当院で行う評価の流れ

当院では “症状の種類” と “原因” を丁寧に切り分けて診断します。

① ご家族からの情報(生活状況ヒアリング)

物忘れの病気では、ご本人に自覚がないケースが多いため、
ご家族の話が診断の鍵になります。

  • いつ頃から始まったか

  • 性格・行動の変化

  • 家事・買い物・料理などの様子

  • 日常生活の小さな変化

こうした情報を丁寧に伺います。


② 認知機能検査(MMSEなど)

質問形式のテストで、

  • 記憶力

  • 注意力

  • 見当識(時間・場所認識)

  • 言語力

  • 視空間認知
    を総合的に評価します。
    軽度認知障害(MCI)か、認知症かの判断にも有用です。


■ 画像検査について(CTあり/MRIは外部紹介)

当院には CT装置を備えており、脳の萎縮・脳梗塞の痕・慢性硬膜下血腫・水頭症などの確認が可能 です。
一方、MRI検査は当院では実施しておらず、必要な場合は対応可能な医療機関へご紹介いたします。

CTとMRIは確認できる範囲が異なるため、患者さまの症状や検査結果に応じて最適な検査方法をご案内しています。


■ 精密検査について(MRI・アミロイドPETは外部専門機関へ紹介)

認知症の早期診断では、視覚検査だけでは判別が難しいケースがあります。
そのような場合には、MRI検査アミロイドPET検査 が必要になることがあります。

🔹 MRI検査

  • 脳の萎縮のパターン

  • ごく小さな脳梗塞

  • 前頭側頭型認知症など、鑑別が難しい認知症の評価
    などに有用です。
    当院にはMRI装置がないため、必要時には連携医療機関へ紹介して実施します。

🔹 アミロイドPET検査

アミロイドPETは、アルツハイマー病の原因とされる
アミロイドβの脳内蓄積を可視化できる専門的な検査 です。
通常のCT・MRIでは判断できない早期段階の評価に役立ちます。

当院では、この検査が必要と判断された場合は、
アミロイドPET検査を取り扱う専門施設へご紹介いたします。


☆ 物忘れを呈する主な病気(詳細)

■ アルツハイマー型認知症

特徴:

  • ゆっくり進行

  • 同じ話を繰り返す

  • 病識が乏しい(指摘されても気づかない)

  • 作り話・取り繕いが増える

  • 趣味・関心の低下

  • 外出が億劫になる
    進行を遅らせる薬があり、早期診断が重要です。


■ 脳血管性認知症

海老名周辺でも多い高血圧・糖尿病・脂質異常が原因になりやすい。
特徴:

  • 発症が突然

  • 症状に波がある

  • 階段状に悪化
    他の認知症との混在も多く、鑑別は専門的判断が必要です。


■ ピック病(前頭側頭型認知症)

  • 行動の抑制が効かない

  • 同じ行動を繰り返す

  • 社会的に不適切な行動(万引きなど)
    比較的若い年代でも発症することがあります。


■ レビー小体型認知症

  • はっきりした幻視

  • パーキンソン病に似た症状

  • 睡眠時異常行動

  • 日内変動が大きい
    早期発見で生活支援の方針が立てやすくなります。


■ うつ病による物忘れ

  • 記憶力低下

  • 意欲減退

  • 勘違いが増える
    抑うつ状態では食欲・睡眠障害が目立ち、治療により改善することが多いです。


■ 正常圧水頭症

  • 歩行障害

  • 物忘れ

  • 尿失禁
    手術で改善する可能性が非常に高い、治療可能な認知症です。


■ 慢性硬膜下血腫

  • 頭部打撲後にゆっくり発症

  • 頭痛・麻痺・性格変化
    手術で改善するケースがほとんどです。

  • 専門治療が必要な場合の対応

    水頭症、慢性硬膜下血腫、脳腫瘍など、手術が必要な疾患が見つかった場合には
    専門施設、大学病院を紹介します。 頭痛外来はコチラ